外壁の「色褪せ・色落ち」はなぜ危険?発生原因から見つけた際の対処法を解説!
家の外壁が色あせてきたり、劣化の兆しが見えたりすると、気になりますよね。
実は、これらの変化は単に見た目の問題だけではありません。外壁の状態は、家全体の健康を映し出す鏡のようなものなのです。この記事では、外壁の色あせが起こる理由や、日々のお手入れ方法、そして「そろそろ塗り替え?」と感じたときの判断基準をわかりやすくお伝えします。
そもそも「色褪せ・色落ち放置」はなぜ危険?
そもそも外壁は、人間でいう肌や皮膚のような役割を果たしており、内部構造を守る大切な防御線です。色褪せは徐々に経過するため、普段は気づきにくいのに加えて、「色が落ちてきたな」程度で軽視されてしまいがちです。
色褪せ・色落ちが進行すると、外壁の保護機能が全面的に落ちてしまい、どこからでも侵食し放題の状況になってしまいます。人間の皮膚で例えるのなら、「そもそも皮膚が剥がれ落ちて、保護機能がない状態」が、色褪せ・色落ちに該当します。
そのため色あせや色落ちが進むと、外壁の保護機能が低下し、建物の耐久性にも影響を与えてしまいかねないのです。
放置すると、家の構造部が腐ってしまう可能性も…
色あせ・色落ちが進行しているということは、外壁の保護機能が低下し、雨水や湿気が建物内部に侵入しやす状態になっています。
この状態が続くと、壁内部の木材や金属部分が腐食や劣化し始め、建物の構造自体にも悪影響を及ぼす可能性があります。
外壁の色褪せ・色落ちが起こる原因は?
ここからは、
- そもそもなぜ色褪せ・色落ちが起こってしまうのか?
- どんなところが色褪せやすいか?
について詳しく解説します!
原因1:雨風などで塗料が剥がれてしまう
雨による湿気や、風で運ばれる砂・ホコリは、少しずつ外壁を傷つけます。(特に台風や大雨の多い地域では、外壁への負担も大きくなります)
もちろん1年で急激に傷つく心配はありませんが、このような僅かな傷・汚れの蓄積が5〜10年以上重なることで、だんだんと塗料が剥がれてしまい、色褪せにつながるというわけです。
原因2:紫外線(日光)によって劣化が進んでしまう
日光による紫外線でも外壁の色褪せが進みます。
こちらは雨風のような直接的な「傷」によるダメージではありませんが、外壁塗料に含まれる物質(樹脂成分)は、紫外線によって年々分解されてしまうため、長期間紫外線に晒されることで徐々に色褪せなどの劣化症状につながるというわけです。
当然ですが、紫外線の影響は「日当たり具合」に比例しますので、特にご自宅の南側は色褪せが進みやすい箇所です。
色褪せは徐々に進行していきますから、なかなか判断が難しいと思いますが、ひとつの判断基準として「南側の外壁と、それ以外の外壁の色合い」を比較してもらうと判りやすいかと思います。
下記記事では、外壁塗装で使用される「塗料の種類」について詳しく解説しています。紫外線への強さは塗料によっても異なりますので、より詳しく知りたい方は、こちらもあわせてご覧ください。
有機・無機塗料の違いは?メリットやデメリット、ハイブリッド塗料も解説!
有機塗料・無機塗料の違いって何? 「有機」とは、加熱すると燃える炭素を含む化合物のことで、有機塗料は主…
色褪せ・色落ちを感じたらどうすれば良い?
まずは塗装業者に「外壁診断」を依頼しよう!
塗装業者の視点ではありますが、外壁の色褪せを感じたら、まずは我々塗装のプロに診断を依頼いただくことを推奨しています。
というのも、部分的な補修であれば自分でもやればいいのでは?、とご質問いただくこともございますが、なかなか色褪せしないはずの塗料が劣化しているということは、例えばチョーキング現象※が起きているなど、何らかの要因があることが多いため、単に「色褪せ=綺麗にすればOK」というわけではないのです。
そのため、まずは外壁を診断し「何が要因で色褪せているのか、次はどんな塗料を塗るべきなのか?」を判断する必要があります。
そのためにもまずは、我々専門家に依頼いただき、どんなプランで塗り直すべきなのか、そもそも塗り直す必要があるのか?の確認を行うようにすると良いでしょう。
※塗料の劣化により、外壁を指で触った時に白い粉がつくこと
診断依頼したら、営業されそうなのですが…
また当社では、こちらからの営業活動は一歳行っておりませんので、その分の人件費をお客様に還元したい、という思いから「Web申込み5%OFF」を実施しています。
(必要な塗装を、適切な価格でご提案したいからこそ、集客割引ではなく「Web限定の還元」という形でご案内しています。)
どんな軽微な相談でも構いませんので、ご自宅の屋根・外壁でお困りごとがございましたら、ぜひ一度ご相談ください。