瓦の滑落・落下は危険サイン!屋根劣化の兆候と対処方法を解説!
瓦が滑落・落下してしまうのは、屋根にとって深刻な問題です。
このような事態が発生した場合、多くの方が不安を感じると思います。ここでは、瓦の滑落・落下が起きた際の状況把握や対処法について解説します。
滑落はなぜ起こる?屋根の状態を示すサイン
ケース1:経年劣化で瓦が滑りやすくなっている
瓦屋根の最大の敵は経年劣化です。滑落が起こる大きな要因のひとつも「経年劣化」です。
たとえば「漆喰の劣化」や「釘浮き」など瓦を固定している箇所が経年により緩んだり、錆びたりすることで、瓦の固定力が低下してしまいます。
特にセメント系の瓦(モニエル瓦など)は、長年の使用で表面のスラリー層が劣化し、瓦自体が脆くなることがあります。
ケース2:自然災害で瓦そのものが脆くなる
地震や台風やなどの自然災害により、棟部(屋根の頂点部分)が倒壊したり、個々の瓦がずれてしまっている可能性があります。
またケースとしては稀ですが、雹(ひょう)や落雷などの直接的な衝撃によって、瓦が破損することがあります。
瓦が滑落・落下してしまった場合の対処法
1. まずは安全を確認する
まず最初に、落下した瓦による怪我や被害がないか確認しましょう。
瓦が地面に落ちている場合は、周囲の安全に十分注意してください。また、屋根の状態を地上から観察し、さらなる落下の危険がないか確認します。
2. 応急処置を行う
雨漏りを防ぐため、応急的な処置が必要です。ブルーシートなどで損傷部分を覆い、一時的に雨水の侵入を防ぎましょう。ただし、屋根に上るのは危険ですので、専門家に依頼することをお勧めします。
3.塗装業者などの“ 専門家”に連絡する
瓦の修理や交換は専門的な知識と技術が必要です。信頼できる屋根工事業者に連絡を取り、できるだけ早く点検と修理を依頼しましょう。業者は被害の程度を評価し、適切な修理方法を提案してくれるはずです。
4. 原因を特定し、予防策を講じるのも大切!
瓦の滑落や落下の原因を特定することが重要です。強風や雨、経年劣化、不適切な施工など、様々な要因が考えられます。原因が分かれば、今後同様の問題が起きないよう予防策を講じることができます。
【ポイント】火災保険が適用されないか確認する!
家屋保険で瓦の修理や交換がカバーされる可能性があります。保険会社に連絡を取り、補償の範囲を確認しましょう。ただし、小規模な修理の場合は、保険を使わずに自己負担で対応した方が長期的には保険料の上昇を抑えられる可能性もあります。
瓦の落下は“屋根そのものの劣化”サイン!
本記事でも解説したように、瓦の落下はそもそも危険なのはもちろんですが、「瓦一枚がたまたま飛んで行った」というケースは少なく、屋根や瓦全体が劣化してしまっていることによる場合がほとんどです。
当然滑落を防ぐことも大切ですが、劣化によって雨漏りなどの二次災害に気づくためのサインでもありますので、屋根材の滑落が起こったら、まずは屋根点検を行うようにしましょう。
当社では職人歴【20年以上】の経験と知識をもとに、屋根の劣化状況を診断・補修いたします。
また劣化の相談をすると「軽微なものでも営業をされそう…」と思われるかもしれませんが、私たち馬渕塗工では、お客様のご自宅を丁寧に診断し、「やるべきならやる、やらなくてもよければ”経過見でOK”」としっかりお伝えしておりますので、ご安心ください。
放置し続けて手遅れになってしまわぬよう、ご自宅の屋根メンテナンスならお気軽にご相談ください!