岐阜県本巣市T様邸 屋根 縁切り・再補修
下塗りが完了して、縁切り・タスペーサー01を差し込みます。
カラーベスト屋根材は縁切りをしないと、雨水が毛細管現象で吸い上げられ釘まで到達すると雨漏りしだします。
これが、俗に言う「塗装したら雨漏りしだした」という現象です。
雨水が吸い上げられるが分かりにくいですが、
一見、雨水など無いように見えますが、屋根材の重なり目から入り隙間が少ないため出てこれなくなっており、広げてあげると上記の様に雨水が排出されます。
ですので、この様に縁切り・タスペーサー01を使用して隙間を開けます
この黒いのがタスペーサー01です。仕上げにて塗装をするため屋根の色と同じになります。
毛細管現象などそこまでの被害が出ないと思っている業者さんが多すぎて、かなり省いている方達がいます。
また、雨漏りが開始するまで日にちもあるため誰も原因が手抜き工事だと思わない事が問題です。
ただ塗装するのが仕事ではありません。塗装する事により対処しないといけない事・対処してから塗装しないといけない事など一杯注意する事があります。
全部、真剣に考えて施工しないとダメです。
なので、下塗りが完了した後ですがヘアークラックと言う軽微なクラックで目視では確認が難しい状態の物が散見出来たため、再度補修を施工します。
分かりにくいですが、上から救急瓦で再度補修をかけました。
釘が出てこないようにシーリングでスライムを作り対策します。
後は必要な部分にシーリング処理をして雨水が中に回らないように充填しました。
これで、明日から溝などの細かな所から中塗り・上塗りを施工出来ます。