2024.01.18
ALCの目地下のひび割れを直さないと、繋ぎ目だらけで水が侵入します
シーリング目地を撤去していきます。
ALC目地のシーリングが打ち替えが良い理由のもう一つの事ですが、ALC同士の接合部は写真の様になっており
シーリング目地のひび割れがそのままだと繋ぎ目だらけで水の侵入が容易な事です。
増し打ちでペラペラな事をしても、シーリングは厚みが無いため直ぐに切れてしまいます。
その際に、その下がヒビヒビだったと思うと非常に怖いことが想像できます。
費用は掛かるかもしれませんが、最良の選択をしてほしいです。
2024.01.15
ALC目地のシーリングを撤去。シーリングは厚み10ミリ×幅10ミリの打ち代が必要
ALC外壁のため繋ぎ部分がシーリング処理してあり、経年劣化によるヒビ割れがありました。
ALCとは、軽量気泡コンクリートので、Autoclaved Light-weight Concreteの頭文字をとりALCと呼ばれます。
大きい軽石のようなもので、コンクリートの長所である耐久性や耐火性がありながら、コンクリートの4分の1ほどの軽さが特徴です。また気泡に含まれる空気の層が、熱を伝わりにくくすることで断熱性があります。
シーリング工事は厚み10ミリ×幅10ミリが基本サイズで重要ですので、弊社ではALC外壁の目地部分がこのサイズを確保出来ない建物の場合、撤去しております。
1回目の塗装工事の際は、ALCの目地は撤去しなくても大丈夫と言われる方がよくいますが、基本サイズ以上の打ち代(うちしろ)が確保されていない場合は要注意です。
カッターナイフで地道にコツコツと切断していき、サッシ廻りでカッターナイフで取れない所は、マルチツールを使用して撤去していきます。
2024.01.31
軒天はアレスダイナミックノキエで、外壁はスーパーセランフレックスで施工します。
朝一から軒天をアレスダイナミックノキエで施工していきます。
昨日完了してない外壁の下塗りから始めたい所ですが、乾燥時間などを考えて軒天から施工開始しました。
色が変化していくので見落としが無いように注意しながら進めます。
その後、外壁の下塗りの続きを施工して午後から軒天の上塗り(仕上げ)をします。
アレスダイナミックノキエは軒天専用として作られており透湿性があり膨れなどの不具合が出にくい塗料です。
軒天専用なのに樹脂はシリコン樹脂を採用しており通常の軒天専用よりもランクが上の樹脂なので耐候性も期待できます。
その後、昨日下塗りが完了している面をスーパーセランフレックスで、塗り残しが無いように注意しながら施工します。
スーパーセランフレックスは、無機塗料の中でも柔軟性が非常にあり、尚且つ透湿性も凄い事から外壁への塗装の際に不具合が出にくく、「無機塗料=硬くて割れる」という性質をまっこうから否定した塗料です。
2024.01.30
養生が終わり下塗り(ダイヤセラトーシツプラスなど)から始めていきます
必要ない部分に塗料が付かないように養生作業が2日ほどかかりましたが完了しました。
軒天・破風・鼻隠しにはダイヤワイドシーラーホワイトを使い下塗りを行いました。
ダイヤワイドシーラーホワイトはカチオン系でありエポキシ材が入っているため、脆弱な下地を強化しつつ接着力が高められる塗料です。
外壁(ALC)にはダイヤセラトーシツプラスを使い下塗りを行いました。
ダイヤセラトーシツプラスは無機系透湿フィラーであり、ALCなどの気泡が入っている外装材を塗装する際に熱による蓄熱膨れを軽減できる塗料です。
塗装箇所によって下塗りの材料が変わるため、適切な下塗りを使い施工することが大切です。
2024.01.26
シーリング打設と三種ケレン(ケレンパッド)による下地処理作業
今日はシーリング打設と樋・鉄部をケレンパッドにて三種ケレンを施工しました。
シーリング打設は、外壁塗装の前後に外壁パネルの目地の劣化したコーキング材を取り除いて、新しいコーキング材に打ち替える工事のことです。
シーリングを施工する際には、目地底からシーリングを打ち込むことが重要で、目地底から打設する事により、気泡が入らないように施工しないといけません。
気泡が入ってしまうと何も無い空間が出来てしまいシーリングの意味が無くなってしまいます。
3種ケレンとは、赤さびと劣化塗膜を除去して、鋼面を露出させつつ保護膜として機能している旧塗膜(活膜)は残す作業で、細かな傷を付ける事により塗料の付着が良くしていきます。
ツルツルした面には塗膜の引っ掛かりが出来ないため容易に剥がれてしまうため、凄く地味な作業ですが非常に重要です。
2024.02.02
スーパーセランフレックスを使用して中塗りを施工します
先日、施工出来ていなかった部分の中塗りを行いました。
塗り残しが無いように施工します。
一部サンルーム内に中塗りが完了している状態の外壁材がありますので、上塗りを行い仕上げました。
2024.02.09
付帯部分 中塗り・上塗りをオルガードマイルドで施工します
外壁塗装の工程では、「付帯部分」の塗装もとても重要です。付帯部分とは、建物の主要な外壁以外の部分、例えば雨どいや窓枠、ドア枠などの細かい部分を指します。これらの部分は見た目の美しさだけでなく、建物を守るためにも大切な役割を果たしています。
作業は「中塗り」と「上塗り」の二段階で進められ、使用される塗料は「オルガードマイルド」という種類です。この塗料は耐久性が高く、外壁を長期間保護するのに適しています。
中塗り:これは塗装の基層となる工程で、塗料がしっかりと付帯部分に定着するようにします。この層は、上塗りの前の重要な下準備となります。
上塗り:中塗りが終わった後、さらに上塗りを2回行います。なぜ2回も行うのかというと、これによって塗装の耐久性をさらに高めることができるからです。上塗りは外見の美しさだけでなく、塗装の保護機能を強化する役割も持っています。
特に注目すべき点は、同じ色の塗料を使っても、塗る回数によって輝き方が異なることです。この違いによって、塗り残しがないかどうかを確認しやすくなります。つまり、丁寧に2回の上塗りをすることで、見た目の美しさとともに、建物を守るための強固な塗膜を作り出すことができるのです。
このように、付帯部分の塗装は、建物全体の美観を保ち、耐久性を高めるために非常に重要です。最終的に、これらの丁寧な作業によって、建物は長持ちし、より美しい外観を維持することができるのです。