2024.04.01
鉄部にアレスダイナミックプライマーを施工していきます
鉄部には「アレスダイナミックプライマー」という下塗り材を使用し、鉄部のサビや劣化を防ぎ、上塗り塗料の密着を高めます。
特に、屋根の棟板金にこのプライマーを施工することで、屋根の耐久性を高めます。
棟板金とは、屋根の最上部や端に取り付けられている金属の板のことで、屋根材を固定し、雨水の侵入を防ぐ役割を果たしています。
施工前には、飛び出ている釘を金づちで叩いて平らにし、もし釘が失われている部分があれば新しいビスで固定します。
これにより、屋根全体の安定性を保ちつつ、塗料の密着を向上させます。
換気扇フードのようにステンレス製で塗装が必須ではない部分も、色褪せが目立つ場合は塗装を行います。
同様に、雨樋を固定している金具のビスなど、細かな部品にも下塗りを施すことで、塗料の付着を促します。
また、水切りなどの塗装が難しい箇所についても、しっかり塗装していきます。これらの部分は見落とされがちですが、きちんと塗装することで、家全体の保護と見栄えに大きく関係します。
2024.03.04
高圧洗浄を行いました
今日は風が強くてかなり寒い日でしたが、外壁塗装の前の準備として高圧洗浄を行いました。この作業では、外壁についた苔やカビを150キログラムの水圧でしっかりと取り除きます。作業中、私たちは目で見て洗浄漏れがないか確認し、外壁が次第に綺麗になっていくのを見るのは、とても楽しい瞬間です。
外壁塗装の際に高圧洗浄がなぜ必要なのかというと、それは外壁に塗料を塗る前に不要な汚れや傷んだ旧塗膜を取り除くためです。もし高圧洗浄をしないで塗装を行った場合、塗料がうまく付着せず、塗りムラが生じることで外壁塗装がきれいに仕上がらない可能性が高くなります。これは、洗顔せずに化粧をするとキレイに仕上がらないのと同じ理由です。また、塗装直後にはきれいに見えても、高圧洗浄をしていない場合は塗料と外壁材の密着が弱く、1年以内に塗膜が剥がれるなどして、外壁塗装が早く劣化することもあります。
つまり、外壁塗装をキレイに仕上げ、その耐久性を維持するためには、塗装前の高圧洗浄が絶対に必要というわけです。
2024.03.04
足場仮設工事を行いました
足場仮設の様子です、写真だと臨場感が無いですが色々と考えながら組み立てていきます。
使いやすいように足場を組むことで、事故に繋がりますので、使う人の事を考えて施工します。
安全確保はもちろん、作業効率のアップ・近隣住民への配慮などに対しても重要な工程です。
2024.04.11
アスファルトシングル屋根の、ベランダ防水工事を行います
屋根材がアスファルトシングルと呼ばれる物で施工されていたので、表面の小石が落ちてきても大丈夫なようにマスカーを使い簡易な屋根を作る事から始めます。
アスファルトシングルは、北米で広く使用されている屋根材の一つで、日本でも建築基準法の改正によって使用が認められるようになりました。ガラス基材にアスファルトを浸透させ、表面に石粒を吹き付け接着してあるのが特徴です。
シート状で扱いやすく、複雑な屋根形状にも施工できます。
また、石粒の色によってさまざまなカラーバリエーションがあるので、洋風な家だけでなく、和風の家にもマッチします。
マスカーは、養生シートとマスキングテープが一体となった養生資材で、塗装する際に汚れを防ぐのに便利なアイテムです。この作業は必須で、塗装を行う上で欠かせません。
次に、既存の屋根材がFRP(繊維強化プラスチック)だったため、専用プライマー(接着剤)のOP-55Fを施工しました。
FRPは、プラスチックにガラス繊維や炭素繊維を分散させて強度を高めた材料で、軽量で耐熱性、耐候性、耐薬品性、断熱性に優れています。OP-55Fは、FRP対応特殊プライマーで、サンディングやアセトン拭きなしでFRPに防水トップの塗り重ねを可能にする画期的な製品です。
当日の気温が20度近くだったので、オープンタイム(次の工程までの待ち時間)は20分でした。
中塗りには、ウレアックスHGを使用しました。これは、既設FRP防水の改修用塗材で、表面保護機能と防水機能を兼ね備えたハイブリッド防水コーティング材で、20年以上の耐候性があり、衝撃に強い塗膜を形成します。
塗り残しがないよう、地面に頭を置きながら目視で確認しながら丁寧に塗装しました。
5時間30分後に上塗りを施工し、無事に完成しました。
ただし、今回は気温が高かったため一日で施工できましたが、冬場など気温が低い時は2日に分けて行う必要があります。
2024.04.08
アレスダイナミックノキエで軒天を仕上げ アレスダイナミックシーラーマイルドで外壁の下塗りを進めます
今日は朝から、昨日下塗りを完了した軒天(軒の裏側)に中塗りを行いました。
軒天専用の高品質な塗料「アレスダイナミックノキエ」を使用して仕上げました。
次は外壁の下塗り作業に移り、ここでは「アレスダイナミックシーラーマイルド」という塗料を使用しました。
この塗料は太陽光を反射し、キラキラとした見た目に仕上げる特性がありますが、塗装直後は黒くくすんで見えることがあります。しかし、これは塗料の特性上のことであり、品質には全く問題ありません。
アレスダイナミックシーラーマイルドは特に付着力が強いため、難しい表面にもしっかりと塗装できる信頼できる塗料です。
外壁の下塗り後は、時間の間隔をあけて再び軒天に戻り、最後の上塗りを施し完成しました。
ここで使用した「アレスダイナミックノキエ」は、関西ペイントが製造する水性の反応硬化型アクリルシリコン樹脂系の塗料です。
この塗料は軒天や上げ裏に適しており、虫除け機能や耐汚染性、防カビ・防藻性、そして透湿性といった優れた特性を持っています。
一方で、「アレスダイナミックシーラーマイルド」は、窯業サイディングや無機系素材、プラスチック系素材、旧塗膜など幅広い素材に対して優れた付着性を誇ります。
また、素材表面に均一な膜を形成することで、上塗り塗料の仕上がりをさらに良くします。
今回の作業では、これら2つの高品質な塗料を駆使し、軒天の塗装と外壁の下塗りを丁寧に行いました。
2024.03.11
オートンイクシードを使いシーリング打設と均し作業です
塗装作業ではまず、プライマーを塗布します。プライマーは、塗料と製品の間の密着を強化し、耐食性を高めるための下塗り材です。これにより、塗装の持ちが良くなります。
その後、オートンイクシードという特殊なシーリング材を使った工程に入ります。オートンイクシードは「LSポリマー」という特殊高耐久ポリマーを配合しており、従来の材料に比べて類を見ない耐久性と耐候性を実現しています。このシーリング材を適用後、均等にならす作業を繰り返して、作業を完了させます。
シーリング工事は、見た目ほど簡単ではありません。適切な厚みを確保しつつ、均一に施工するためには、施工する際の手の動きが非常に重要になってきます。
オートンイクシードの欠点としては、乾燥時間が長いことが挙げられます。硬化が早いシーリング材が3日程度で硬化するのに対して、オートンイクシードは約1週間かかります。しかし、その待ち時間を補って余りある耐久性と耐候性を提供してくれるシーリング材です。
「シーリング工事の重要性」については、下記記事でも詳しく解説しています。
関連記事:『【プロが解説!】シーリング工事って何?気密・防水性を高める外壁工事を解説!』
2024.03.10
シーリング工事が始まりました。先ずは撤去とテープ貼りです。
シーリング工事は、建物の隙間を封じて雨水の侵入を防ぎ、地震や強風時にも建物を守るための重要な作業です。
これは、外壁のつなぎ目や窓の隙間など、動きや伸縮が起こりやすい箇所に高い防水性や密封性を提供することを目的としています。
そのため、シーリング材の適切な接着が成功の鍵を握り、これには古い材料の徹底した撤去が不可欠です。
定期的なメンテナンスが必要であり、紫外線の影響や経年劣化によるひび割れや剥離を防ぐため、約5年ごとにチェックすることが推奨されます。
劣化が進むと、シーリング材の本来の機能が損なわれ、建物全体の老朽化を加速させてしまいます。
当社では、接着面を適切に準備するため、カッターで何度も削る作業を行っています。これは、新しいシーリング材が正しく機能し、建物を長期にわたって保護するために重要です。
2024.04.08
ダイナアクセルを使用して中塗りをひたすら施工します。
まず軒天井とその周辺にマスキングテープを丁寧に貼り付け、塗装作業の準備を行いました。
その後、中塗り用の塗料「ダイナアクセル(N-50)」を使用して塗装を進めました。塗り残しがないように細心の注意を払いながら進めます。
塗装作業では、細かな部分が多く存在します。そのため、刷毛での塗装後には、生じる可能性のある段差を防ぐために小さなローラーを使用して塗料を均一に広げ、最終的には、大きなローラーを使って全体を仕上げ、可能な限り段差がなくなるようにします。
「ダイナアクセル」は、無機成分とシリコン樹脂を組み合わせたハイブリッド塗料で、その耐久性、耐候性、低汚染性に特化しています。
耐久性については、塗膜の厚みとエッジカバー性を重視し、雨水や酸性雨などの外的要因から建物を長期に渡り保護します。
耐候性では、紫外線による塗膜の劣化を抑制するため、ラジカル発生を抑える技術が強化されています。
低汚染性に関しては、粉塵や微生物による汚れに強い塗膜を形成するための技術が導入されており、長期にわたって外壁の美観を保持することができます。
今回の塗装作業では、これらの特性を生かし、塗装面が均一で、長持ちし、美しい仕上がりを目指しました。細部にわたる注意深い作業を通じて、建物の保護と美観の向上を図りました。