2024.04.01
下地処理は思ったよりも大変です
鉄部の表面を磨くために「ケレンパッド」という特殊な道具を使います。このパッドは非常に丈夫で、研磨材が落ちにくい設計になっており、サビや汚れをしっかりと取り除くことができます。
また、その柔軟性から、凹凸のある面やパイプなどの磨きにくい箇所にもしっかりとフィットします。
作業では、パッドを使って鉄部を何度も往復させて磨き、作業を繰り返すうちに色が変わるほど鉄部はきれいになります。目で見て確認できるまで磨き続けます。
この徹底した下地処理が、後に施される塗装の付着力を大きく左右します。
鉄部とは、家や建物の中で鉄で作られた部分を指します。これには門扉、フェンス、シャッター、ガレージ、物置き、鉄骨、建具、パイプ、庇(ひさし)、トタンなどが含まれます。これらの鉄部は塗装されていますが、外壁に比べて耐久性が低く、早く劣化する傾向にあります。そのため、塗装前の丁寧な下地処理は、鉄部の長期間にわたる保護にとって非常に重要なのです。
2023.02.07
岐阜県瑞穂市F様邸 養生 下地処理
養生作業も本日で完了しました。丸々2日間で仕上がりました。
タイル面は、テープが剥がれやすいため、もし剥がれた際を想定して途中途中で補強を入れて強度を出します。
エコキュートの後ろも見えないから良いのではなく何とか工夫して養生を完成させます。
その後、パッキン部・破風鼻隠し・壁際役物は塩ビ鋼板なので下塗りをします。
板金の返しの部分まで下塗りを施工します。
これで、明日は返しの部分にマスキングテープを貼って、軒天・壁の下塗りに移行できます。
毎日変わってくるのが、進んでるのが実感できて楽しいかもしれません。
2023.02.04
塩ビ鋼板の屋根の下地処理|三種ケレンでさび等を除去し塗料はエポマリンGX
昨日、更新をしておりませんでしたので二日分です。
先ずは、下地処理の三種ケレンからです。
鉄部・樋などは細かな傷をつけないと上手く塗料が密着しません。ですので三種ケレンと言う手にもって行うケレン道具で施工します。
こんな感じで、ひたすらにゴシゴシゴシと表面を研磨していきます。
非常に地味で後には残らない作業ですが、重要な事ですので省くことは出来ません。
次に塩ビ鋼板と呼ばれる建材をチェックしていきます。ユニット形式のハウスメーカーさんが良く使っている物ですが、年数が立ってくるとこんな状態になります。
「塩ビ鋼板」については、下記記事でも詳しく解説しています。
関連記事:『屋根・外壁の「塩ビ鋼板」ってどんな素材?メンテナンスのタイミングや注意点まで解説!』
ペローンと捲れてしまうんです。これは鉄に塩化ビニールが貼り付けてあるだけなので、端部や角の部分は弱いからなんです。
これを次のように処理します。
健全な部分を傷つけないようにスクレーパーで脆弱部を捲り、ケレン道具でゴシゴシゴシです。
これで、OKです。
もし、お客様にて確認するなら、塩ビ鋼板だから大丈夫とかでは無く下から錆びないと捲れないので捲れてきている部分があったら先ずは、軽く捲って見て錆がどこまで進行しているのか確認した方が良いかもしれません。
その後、下塗り・エポマリンGXを施工します。
塩ビ鋼板には間違った下塗りを施工するとタックと呼ばれる現象が起き、いつまでたってもペタペタ・ネチャネチャしてしまいます。
塩ビ鋼板専用の下塗りもあるのですが、防錆力は無い物があり錆には意味がありません。
弊社は、防錆力があり塩ビ鋼板に対応しているエポマリンGXを使用します。
強溶剤なので臭いはありますが、対応していないと意味が無いため我慢をお願いしております。
下塗りが乾いた次の日から、養生をします。
換気扇が使えるように下側は空けるように施工します。
後は、一か所づつ確認しながら貼っていきます。
次も養生作業をしていきます。