2024.03.04
高圧洗浄を行いました
今日は風が強くてかなり寒い日でしたが、外壁塗装の前の準備として高圧洗浄を行いました。この作業では、外壁についた苔やカビを150キログラムの水圧でしっかりと取り除きます。作業中、私たちは目で見て洗浄漏れがないか確認し、外壁が次第に綺麗になっていくのを見るのは、とても楽しい瞬間です。
外壁塗装の際に高圧洗浄がなぜ必要なのかというと、それは外壁に塗料を塗る前に不要な汚れや傷んだ旧塗膜を取り除くためです。もし高圧洗浄をしないで塗装を行った場合、塗料がうまく付着せず、塗りムラが生じることで外壁塗装がきれいに仕上がらない可能性が高くなります。これは、洗顔せずに化粧をするとキレイに仕上がらないのと同じ理由です。また、塗装直後にはきれいに見えても、高圧洗浄をしていない場合は塗料と外壁材の密着が弱く、1年以内に塗膜が剥がれるなどして、外壁塗装が早く劣化することもあります。
つまり、外壁塗装をキレイに仕上げ、その耐久性を維持するためには、塗装前の高圧洗浄が絶対に必要というわけです。
2024.02.28
本日、完工引き渡しをさせて頂きました。スーパーセランフレックスにて施工致しました
途中天気が悪い時が非常に多かった印象ですが、焦ることなく施工させて頂き誠にありがとうございました。
サイディングは柄がありますので、一色で施工した際でも陰影が出て良い仕上がりだと思います。
2024.02.09
足場仮設工事が始まりました
外壁塗装や屋根の修理を行う際には、まず「足場仮設工事」から始めます。これは、作業員が安全に高い場所で作業を行えるように、建物の周りに一時的な足場を組むことを意味します。
今回のお家は建物が築年数を重ねる中で、外壁の色あせやシーリング(建物の隙間を埋めて防水するための材料)の劣化が顕著になっていました。これらに対処するために、屋根の修理も行います。
屋根材には「カラーベスト(コロニアル)」という種類が使用されていました。カラーベストは、軽量で色の種類が豊富なセメント瓦で、コロニアルはそのスタイルの一つを指します。年月が経過すると、これらの屋根材も劣化や色あせが生じます。
修理方法として「カバー工法」を選びました。これは、既存の屋根材の上に新しい屋根材を重ねて設置する方法で、建物に大きな負担をかけずに屋根を新しくすることができます。
今回の工事では、「立平葺き」という方法を用います。立平葺きは、屋根材を平らに並べて設置する方法で、美しい仕上がりとともに、防水性や耐久性を向上させることができます。
安全に工事を行うためには、足場の仮設が非常に重要です。足場があれば、作業員は高所で安定して作業を行うことができ、工事の質と速度を向上させることができます。
2024.02.05
アレスダイナミックMUKIマイルドで上塗りを施工しました
外壁塗装の工程では、細部にわたるこだわりと技術が求められます。特に、塗装の間隔が空いてしまう場合、最終的な仕上がりに大きな影響を与える可能性があります。例えば、土日のみ施工可能なスケジュールの場合、上塗りを施工する前に一手間加えることが重要です。
塗装の上塗り前に「サンドペーパー」を使用して表面を軽く研磨することで、塗料の密着を良くする工夫がされています。サンドペーパーで磨くことによって、塗料が均一になじみやすくなり、最終的な仕上がりの品質が向上します。このような細かい作業が、見た目には分かりにくいかもしれませんが、塗装の耐久性や美観に大きく寄与するのです。
使用した塗料は「アレスダイナミックMUKIマイルド」という、無機・有機ハイブリッドテクノロジーとラジカル制御技術を組み合わせた革新的な塗料です。この塗料は、紫外線による劣化を防ぐだけでなく、高い親水性により汚れにくく、防カビ・防藻性能を備えています。また、弾性下地にも対応し、仕上がりが美しく、周辺環境にも配慮されています。
「トマリ」とは塗膜が下地の色をしっかりと覆い隠す力、つまり隠ぺい力のことを指します。この塗料は、トマリに優れているため、塗装された表面の仕上がりが非常に綺麗になります。さらに、塗料用シンナーで希釈可能であり、作業中の臭気が少なく、作業環境にも優しい特性を持っています。
このように、細部にわたるこだわりと、最先端の塗料技術を用いることで、建物は長期にわたりその美しさと機能性を保つことができるのです。
2024.04.08
アレスダイナミックノキエで軒天を仕上げ アレスダイナミックシーラーマイルドで外壁の下塗りを進めます
今日は朝から、昨日下塗りを完了した軒天(軒の裏側)に中塗りを行いました。
軒天専用の高品質な塗料「アレスダイナミックノキエ」を使用して仕上げました。
次は外壁の下塗り作業に移り、ここでは「アレスダイナミックシーラーマイルド」という塗料を使用しました。
この塗料は太陽光を反射し、キラキラとした見た目に仕上げる特性がありますが、塗装直後は黒くくすんで見えることがあります。しかし、これは塗料の特性上のことであり、品質には全く問題ありません。
アレスダイナミックシーラーマイルドは特に付着力が強いため、難しい表面にもしっかりと塗装できる信頼できる塗料です。
外壁の下塗り後は、時間の間隔をあけて再び軒天に戻り、最後の上塗りを施し完成しました。
ここで使用した「アレスダイナミックノキエ」は、関西ペイントが製造する水性の反応硬化型アクリルシリコン樹脂系の塗料です。
この塗料は軒天や上げ裏に適しており、虫除け機能や耐汚染性、防カビ・防藻性、そして透湿性といった優れた特性を持っています。
一方で、「アレスダイナミックシーラーマイルド」は、窯業サイディングや無機系素材、プラスチック系素材、旧塗膜など幅広い素材に対して優れた付着性を誇ります。
また、素材表面に均一な膜を形成することで、上塗り塗料の仕上がりをさらに良くします。
今回の作業では、これら2つの高品質な塗料を駆使し、軒天の塗装と外壁の下塗りを丁寧に行いました。
2024.01.30
養生が終わり下塗り(ダイヤセラトーシツプラスなど)から始めていきます
必要ない部分に塗料が付かないように養生作業が2日ほどかかりましたが完了しました。
軒天・破風・鼻隠しにはダイヤワイドシーラーホワイトを使い下塗りを行いました。
ダイヤワイドシーラーホワイトはカチオン系でありエポキシ材が入っているため、脆弱な下地を強化しつつ接着力が高められる塗料です。
外壁(ALC)にはダイヤセラトーシツプラスを使い下塗りを行いました。
ダイヤセラトーシツプラスは無機系透湿フィラーであり、ALCなどの気泡が入っている外装材を塗装する際に熱による蓄熱膨れを軽減できる塗料です。
塗装箇所によって下塗りの材料が変わるため、適切な下塗りを使い施工することが大切です。
2024.03.11
オートンイクシードを使いシーリング打設と均し作業です
塗装作業ではまず、プライマーを塗布します。プライマーは、塗料と製品の間の密着を強化し、耐食性を高めるための下塗り材です。これにより、塗装の持ちが良くなります。
その後、オートンイクシードという特殊なシーリング材を使った工程に入ります。オートンイクシードは「LSポリマー」という特殊高耐久ポリマーを配合しており、従来の材料に比べて類を見ない耐久性と耐候性を実現しています。このシーリング材を適用後、均等にならす作業を繰り返して、作業を完了させます。
シーリング工事は、見た目ほど簡単ではありません。適切な厚みを確保しつつ、均一に施工するためには、施工する際の手の動きが非常に重要になってきます。
オートンイクシードの欠点としては、乾燥時間が長いことが挙げられます。硬化が早いシーリング材が3日程度で硬化するのに対して、オートンイクシードは約1週間かかります。しかし、その待ち時間を補って余りある耐久性と耐候性を提供してくれるシーリング材です。
「シーリング工事の重要性」については、下記記事でも詳しく解説しています。
関連記事:『【プロが解説!】シーリング工事って何?気密・防水性を高める外壁工事を解説!』
2024.01.08
足場仮設が最初の施工内容です
外壁塗装の足場の設置の様子です。
施工の際に事故が無いように、声を掛け合い意思疎通を図りながら作業をします。
足場仮設の途中の様子
足場仮設が完了した様子
足場の設置は安全で高品質かつ効率的な作業を行うために非常に重要です。
足場の設置が大切な理由
外壁塗装は高所で行われるため、作業者の転落防止や安定した作業環境の提供には足場が不可欠です。
安定した広い足場があることで、外壁の広い範囲を一度に作業でき、塗装の均一性が保たれます。塗料のムラなく均等に塗布することができるため、作業の効率と仕上がりの品質に大きく影響します。
足場があることで、外壁の修理や補修などの追加作業が必要な場合にも、迅速に対応することができます。