下塗りは何回塗るべき?濡れ色まで十分塗らないと、ムラなどの原因になる
2020.12.04
本日は、屋根の下塗りの続きと外壁を仕上げてきました。
朝一にて屋根の下塗りの状況を確認しましたが、やはり弊社既定の下塗り完了の状態にはなっていませんでした。
濃い色が、下塗りの3回目を塗っている部分です、薄い色の部分が2回塗りの部分です。塗った直後は色が濃いのですがどんどん吸い込まれてしまいますので、乾燥した時に全体が濃い色のままで初めて下塗りが完了した状態になります。
続いて3回目が乾燥した写真になります
どうでしょうか?全体が濃い色に変わっています。濡れ色まで下塗りを行うとはこのような状態になるまで行うという事なのです。
何回塗れば良いのか先が見えないため、妥協をせず根気がいる作業だと思います。
その後、タスペーサーを挿入します。黒い色の物がタスペーサーです。
タスペーサーを挿入する事で下の板と塗料がくっ付いて隙間を埋めてしまわないようにしないといけません。
雨水の排水路を確保する事はカラーベスト屋根を塗装する際に大変大切なことになります。
その後、中塗り・アレスダイナミックルーフを塗布致しました。
下塗りを規定まで塗装した事により、中塗りの時点でツヤムラ・吸い込みムラも無く塗装できています。
これなら塗料の性能を100%発揮できる状態だと思います。
軒天の仕上げ塗りも行いました。
仕上げ塗りの時も、中塗りと同じようにローラーでは塗り切れない部分は刷毛にて先行塗りを行いローラーにてギリギリまで塗装致します。
この時に、刷毛ばかり先行塗りを行うと段差が出来てしまうので塗料の乾き具合を想定して塗っていかないといけません。
壁の中塗りも同じように塗装していきます。
サイディングのつなぎ目もローラーだけで塗装する事は出来るのですが、刷毛にて先行塗りを行った方が塗り忘れ(塗料の入りムラ)を防ぐことが出来るため、この様に塗装させて頂いております。
仕上げ塗りの際も、刷毛にて先行塗りを行いローラーにて施工します。
下塗り・中塗り・上塗りをまったく同じように塗装する事が大事な事なのです。
明日は、屋根の上塗り・付帯部分の塗装を行っていきます。